coupeに『自由な本棚』が出来ました

coupeでは新たに『自由な本棚』を置きました。

お店を自分でやるにあたって、以前から考えていたことがありました。

さかのぼることそれは僕が20歳の時に勤めていた美容室でのおはなし。

 

その日はいつもと変わらず美容師のアシスタントとしてオーナー美容師のヘルプに入っていた時の事。

ある一人のお客様のパーマを巻いてる時にしていた何気ない会話からでした。

 

いや~僕、言葉の意味とか敬語とかとても苦手で、ヘヘヘ…(笑)

 

…と、僕は当時中学校を卒業してからずっと美容師を目指して働いていたので、自分の敬語や話し方などについては自信が全くありませんでした。

『カセンジキ(河川敷)』とか何のことかわからないし、『バスの冬ダイヤ(時刻表)』については、ずっとタイヤの事だと思ってましたから(笑)

そしてそんな僕の会話を快く聞いてくれてそのお客様は言いました。

 

お客様とにかくあなたは、これからたくさんの本を読みなさい

 

普段の僕ならば聞き流していたと思いますが、そのお客様はちょっと雰囲気のある方で、いでたちは個性的な生地のお洋服に、重なってるのか重なっていないのかよくわからない重ね着、そして極めつけは巨大なアフロ…(※女性の方です)

もう、おとなしく聞くしかないですよね…(笑)

 

今ならば言っている意味や理由は重々分かりますが、当時はなんで本を読むのが良いのか全く分かりませんでした。

しかし分からないながらも、その時の僕はなぜか本を読むという事を実践することになります。

 

今となっては、はじめに何を読んだのかも思い出せませんが、現在に至るまで、小説やエッセイ、ビジネス書、自己啓発本など、たくさんの本を読みました。

 

さて、巨大アフロ(人です)が言わんとしてたことは何だったのでしょうか?

 

『教養』『言葉のボキャブラリー』『感性』『人の気持ち』『想像力』『芸術』

 

身についたものを挙げればキリがないですが、少なくとも今の僕という人間を作り上げてくれた物の大きな一部なのではないかと思います。

今となってはアフロ子さんに感謝しかありません、アフロ感謝です。

 

話が長くなってしまいましたが、そういった経緯もあって僕はとても本が好きになりました。もちろん今現在も大好きです。

そして、今お店に(coupeに)来てくださっているお客様の中でも、本がお好きな方が多いんだなぁと思いました。

そこでお店に置きたいなと思ったのが

『自由な本棚』です。

置いてある本は自由に持って行ってもいいし、お家にある読まなくなったけど処分に困っている本を置いて行ってもいいし、返却してもしなくても売ったっていい。

お客様が置いて行った本を僕も読むと思いますし、お客様の好みが知れるのもちょっと自分としては密かな楽しみです(笑)

既にたくさんの本を持ってきてくださった方もいますし、数冊の本を持って行ってくださった方もたくさんいます。

これからもcoupeを楽しみに来てくれる方が増えると良いなと思っています。

『自由な本棚』是非ご利用くださいね!!

masakijin
この記事を書いた人
北海道岩見沢市出身の名古屋在住の中卒美容師/現在は名古屋丸の内でプライベートサロン的な美容室coupe(クープ)を開店し営業してます/定期的に札幌へ行きユメハコビという個人プロジェクトを実践しています/ビリヤード、ダーツ特訓中/遊ぶことが好きです/エクスマ90期/
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