【自分に合った美容室を見つける絶対的な7つのポイント】~現役美容師の僕が美容室に行って悲しくなった日~

 

【その日僕は、自分の髪を美容室にカットしに行ったあとすぐに髪の毛を直しに行きました…】

 

自分の気に入った美容室や美容師さんを見つけるのってとても大変ですよね。

この悩みって、一般の人も美容師も変わらないのかもしれないです。

美容師の僕が言うのもおかしな話だけど、自分の髪の毛を切りに行く時はなるべく友達や先輩後輩の所ではなく、自分の勉強の為に自ら美容室を探して行くようにしています。

その経験の中で、普段お客様が言っていた「自分に合った美容室を探すのってとても難しい」という事をマジマジと体験した1日がありました。

それを踏まえて「自分に合った美容室を見つける絶対的な7つのポイント」をまとめましたのでご紹介します。

 

  • 個室有りか無しか
  • 価格帯
  • お店のヘアスタイルの打ち出し方
  • 担当者の選択
  • カウンセリングの丁寧さ
  • シャンプーの上手さ
  • 融通がきくかきかないか

 

以上が絶対的な7つのポイントです。

これらは好みにも関わってきますので、ご自身の好みと照らし合わせて取捨選択してくださいね。

ではこれらを一つ一つ説明させていただきますね。

 

個室有りか無しか

 

僕がそうなんですが、ゆったりしたかったりガヤガヤしたところが苦手だったり、他のお客様の目が気になる方は断然個室がオススメです。

そして担当が次々と変わるような事がなく、担当者がシャンプーやカット、ドライまで責任持って全ての施術をしてくれる場合が多いです。

それらが全く気にならない方はこの項目は気にしなくて良いでしょう。

 

価格帯

 

これはなぜ重要かというと、この価格帯によってヘアサロンの傾向がある程度決まるからです。

 

  • 安い→回転率重視
  • 平均的→当たり外れが多い
  • 高い→クオリティが高め

 

安い価格帯の場合、その分多くのお客様をこなさなくては売り上げが立ちません。

その結果、親身なカウンセリングや細かい要望、軽い提案によるメニュー追加や変更がどうしてもできなくなってしまします。

その反面、10分カットや15分カットなどをうたい文句にしているサロンはとても施術が早く、なかなか時間が取れないけれどスッキリしたいなどの要望がある方の場合にはとてもおススメと言えます。担当する人が次から次へと変わるシステムはこのような安い価格帯のサロンでは多くなりがちです。

 

高い価格帯の場合、お客様おひとりにかける時間が深く長くなるのでその分人数がこなせないため、高価格帯になりやすいです。

しかし、おひとりにかける時間をしっかりとるため、その方に合ったメニュー提案やメニュー変更、しっかりとしたカウンセリングが受けやすいです。

その反面、お時間がなかなか取れない方や急いで終わらせたい方、長居したくない方には向かないと言えるでしょう。

しっかりと相談して悩みやコンプレックスを解消したいという方には最もおススメです。

こうしたサロンは個人でやっているサロンなどに多い傾向があります。

 

平均的な価格帯の場合、先ほどの上記2点の安い価格帯と高い価格帯の半分半分で両方を持ち合わせるイメージに近いです。

美容室選びに失敗しやすい方はこのカテゴリーで失敗されてる方が多いのではないでしょうか。

世間では特にこの価格帯の美容室が多いと思いますので、似たり寄ったりで選ぶのがとても困難かと思います。

ただ自分に合った良い美容室も多くあるはずなので、価格帯に特徴がない分、別の要素と併せて考えるのがベストでしょう。

 

お店のスタイルの打ち出し方

 

SNSをみるとヘアスタイル画像や動画を載せてるのをよく見かけると思います。そこにはお店の「得意」が現れていることが多いです。どういう事か例えを3つ挙げると

 

  • メンズの刈り上げのスタイルを多く打ち出している場合
  • 20代前半の女性の方々のカラフルなカラーリングを載せている場合
  • 大人世代のヘアスタイルを多く打ち出している場合

 

メンズの刈り上げのスタイルを多く打ち出している場合、刈り上げなどのメンズの刈り上げスタイルに対しての技術は得意ですが、刈り上げないスタイル、又はナチュラルな男性のヘアスタイル、ほとんどの場合女性をターゲットに発信していない為、女性のヘアスタイルはあまり得意としていない事が多いです。

 

20代前半の女性の方々のカラフルなカラーリングを載せている場合、大人世代の髪質にこだわる上品なヘアカラーはあまり得意と言えないと思います。

 

大人世代のヘアスタイルを多く打ち出している場合、10代後半から20代前半のヘアスタイルはあまり得意ではないと思います。

これに関しては上手い下手ではなく、センスや感覚によるものと日々どういった方を担当しているかで変わります。

普段ピッチャーが上手な方にいきなりキャッチャーやってもらったら上手いかというとそうではないですよね?

普段からキャッチャーをしている方の方が色々な細かい面もで上手なはずです。

美容室でもそういう事が言えるので、自分が好みだなと思うヘアスタイルを多く載せているヘアサロンを選ぶのが良いと思います。

ここで注意なのが、年齢層とヘアスタイルの種類(センス)はしっかりおさえておくということです。

 

担当者の選択

 

これもお店のスタイルの打ち出し方に通ずるものがありますが、担当者選びも非常に重要です。

このお店は上手そうだから誰でも大丈夫でしょ?というのは本当に危険で失敗します。

現に僕はこれで失敗しました(笑)

最近ですと、ホットペッパーや色々な個人のSNSでも自分の得意なスタイルを載せている方がほとんどですよね。

なので、直接その方が載せているスタイルが気に入っていればその方にお願いする方が良いですし、お店のホームページなどでスタイリスト個人個人が載せているスタイルが気に入ればその方にお願いするのが失敗のリスクを減らせると思います。

あとは担当者の性格や雰囲気が自分に合う合わないがあると思いますので、それらも動画やブログなどで美容師の中身を知るという事が失敗を減らす近道であると言えます。

正直、スタイリストの画像と決まり文句だけでは分かるはずもないという事です。

美容師経験年数や肩書は正直あてにしない方が良いですよ。

最近はジュニアスタイリストの方でもとても上手で丁寧な子も多いですから。

 

カウンセリングの丁寧さ

 

これは本当にとても重要ですね。

カウンセリング無くして良いヘアスタイルや良いライフスタイルが得られるはずもありませんというくらい重要です。

病院でもそうですよね?具合が悪いんだけどどこが悪いのでしょうか?とか、お家を建てるにしても、保険を契約するにも、学校を選ぶにも、全てにおいてしっかり相談してお互いの思いを共有するという事が重要になります。

ここをいい加減にしてしまうと多くの場合失敗したなぁ・・・と思う事でしょう。

思いもよらないスタイルになったり、悩みやコンプレックスも解決できない、毎日髪の毛のテンションが上がらないという問題にはこのカウンセリングが深く関わっているという事をしっかりと心に留めておきましょう。

 

シャンプーの上手さ

 

これは昔から言われている事なのですが、美容師を続けていく中でとても思う事の一つです。

カットやカラーとか他の技術に関係ないんだからシャンプーなんてしっかり綺麗に洗えればいいんでしょ?と昔の自分なら思っていたことでしょう。

しかしここは昔の自分にもガツンと言ってやりたい!「小僧!シャンプーこそが相手を思いやる基本だ!」と…(笑)

さてどういう事かというと、自分でも美容室通いしていて思うのですが、髪の毛が引っ張られる、耳に水が入りまくる、そもそも力加減が合わない、洗い流されてないんじゃないかと思うくらい早い、頭を持ち上げて下ろすときの感じが雑・・・etc. と挙げればキリがありません。

これは極端な例でしたが、要するにどういう事が言いたいかというと、細かいところの気遣いが出来ていない場合、他のところも気遣いが出来ていない可能性がかなり高いです。

もしかすると、一人ひとり大切なお客様だという事を認識できていないかもしれませんね。

これはその方が悪いのではなく、その方の方針や想いで変わる部分ですので、ご自身が許せる範囲でシャンプーの上手さを基準に選ぶのも良いかもしれませんね。

 

融通がきくかきかないか

 

これは、わがままや無茶を聞いてくれるかどうかではない意味の融通です。

「カットのみのつもりで行ったけど抜け毛が多めで頭皮が疲れてるって言われたしヘッドスパもお願いしようかな?」

「カラーリングのみの予約で行ったけどダメージが気になるからやっぱりトリートメントもしていこうかな?」

そんな日だってありますよね?

そういったお願いをどう聞いてくれるか?という事です。

それに対して

「いや~予約されてないから無理ですね~」

「時間無いからちょっと無理です」

と、そっけなく言われるより、そういった場合にもっと柔軟に伝えてくれるほうが、人に寄り添った接客と言えるのかな?と思います。

例えば

「大変申し訳ないです、当店のヘッドスパはしっかりお時間をかけてリラックスして頂くメニューになっておりまして、どうしてもご予約が必要になってしまいます。もしよろしければ別日でヘッドスパのみのご予約も出来ますが」

「申し訳ないですいつもご予約をタイトにしているお店なんです、ですがクイックタイプのお時間のかからないトリートメントでしたら追加させていただく事も可能ですがいかがですか?」

もちろん美容室のその日の予約によっては本当に難しい状況もあるかと思います。

ですが、同じ内容の事でもどうあなたに伝えてくれるか?という事はとても大切だと思います。

そこには気遣いが感じられますよね。その分、ヘアスタイルにも影響していく事でしょう。

 

まとめ

【自分に合った美容室を見つける絶対的な7つのポイント】いかがでしたでしょうか?

7つの各項目には自分が大切にしたいポイント、別に気にならないポイントが各々にあったかと思います。

その中でもご自身がここは大切にしたい、譲れないというところが必ずあるはずですので、その部分だけは妥協せずしっかりとこだわって今後の失敗を減らしていければ良いと思います。

今回のポイントをふまえても、もしかすると今後も美容室、美容師探しは根気がいるかもしれませんが、少しずつ少しづつ焦らずに探していきましょうね!

今後も美容室や髪の毛に関してのお悩みや質問にお答えアドバイスできればと思いますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

 

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masakijin
この記事を書いた人
北海道岩見沢市出身の名古屋在住の中卒美容師/現在は名古屋丸の内でプライベートサロン的な美容室coupe(クープ)を開店し営業してます/定期的に札幌へ行きユメハコビという個人プロジェクトを実践しています/ビリヤード、ダーツ特訓中/遊ぶことが好きです/エクスマ90期/
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