こんにちは 神将生です(@masakijin1103)
2020年5月31日をもちまして現在働いている「モッズ・ヘア名古屋栄店」を退社することになりました。
今まで担当させてくださった方に感謝しております。
そしてこれからも担当させて頂けるとありがたく思います。
今後は独立をしてたくさんの方の人生のほんの1ページになりたいと思っています。
次のお店に関しては追々情報を載せたいと思っていますので今しばらくお待ちくださいませ。
節目という事で改めて僕の事を書き綴りたいと思います
北海道岩見沢市出身。
僕が美容師の世界に入ったのは中学を卒業して間もない15歳の春。
母親、兄、弟の4人家族で、僕が高校へ行くと家計が大変になるだろうなぁ。。。と、いらん心配を勝手にして中卒で働く事を選んだ僕。
とくに美容師がしたかった訳ではなく、友達が美容師を目指すと言っていたので、よくわからず真似して始めたのが美容師でした。
幸いな事に、見習いとして雇ってくれる美容室を知り合いから紹介してもらいすぐ働ける事に。
初任給は7万円。
それが多いのか少ないのかはわかりませんでした。
同時に美容学校の通信教育に入学、僕の美容師ライフが始まりました。
敬語も何もかもわからなかった僕は当時、大人の人がとても怖かったんですよね(笑)
1年近く経ちシャンプー位がそこそこ出来るようになった16歳の春、札幌へ行き一人暮らしをしながら別な店で心機一転頑張ることを決めました。
営業中は先輩やオーナーに怒られながら、終わってからは遅くまで練習の日々。
元々美容師になりたくて始めたわけではなかったので、約1年ほどで見事にポッキリ心が折れてしまいました(笑)
その後は、居酒屋の調理、ラーメン屋、土木、新聞配達、など、中卒を雇ってくれる所を探しては働き、すぐやめてを繰り返しました。
要するに中坊臭さが抜けずとてもだらしなかったんです。
そんなある日の夕方、テレビから流れてきたあるアーティストが歌っていた曲がその時の自分の心境にリンクして、「何やってんだろう俺・・・」と思い、もう一度美容師を目指すことを心に誓いました。
バシバシと自分の顔を叩いて気合を入れた事を今でも覚えています
そこからは辞めずに同じ店で10年勤めました。
美容師の給料は安くて有名ですが、店に隠れてアルバイトをしながらの10年はあっという間だった気がします。
身内や友達を実験台にしては耳を切り眉毛を全剃りにしてしまったり、途中、真っ黒なギャル男だったりもしましたね(笑)
30代を目前とする頃、一つの想いが生まれました。
東京に行って挑戦したい。
周りの声は「今更行っても変わらんよ」「やめた方がいいよ」という声が多かった気がします。
しかし相談するわりに、腹を決めていた僕は聞く耳をもって無かったんでしょうね。
そこで、東京へ渡った僕は「モッズ・ヘア」に入社しました。
初めは東京の店舗での勤務でしたが、何かの縁で現在の「モッズ・ヘア名古屋栄店」で働く事に。
現在で8年目だと思いますがとても濃い時間だった気がします。
スタッフが増えたり減ったり、年末は一日も休まず営業してみたり、大会に出場したり、社員旅行に行ってはバンジーやったり、寝坊して朝のお客さんに迷惑かけてしまったり、お待たせしすぎて「二度とこないわ!」と会員カードを投げつけられたり、、、
キッツ!今考えたらめちゃキッツ!笑笑
ま、それでもすごく好きで、やりがいのある仕事なんですよね。
美容室には毎日、笑顔やありがとうがあふれています。
そして僕たち美容師は、ただ髪を切って染めてパーマをかけてるのではなくて、その人の人生に関わる仕事だと思っています。
少しでもその方の人生に花が咲けば、こんなにうれしいことはありません。
お客さんが、結婚式の写真撮りがあると言えば、勝手に眉毛のカットをサービスしちゃったり、お誕生日だと言えばトリートメントをしちゃったり、疲れていると言えばヘッドスパをしちゃったり、、、
僕はそういったことをこれからも大切にしたいと思っています。
たかが一人ではなく大切な一人
もっとたくさんの人の人生に花が咲きますように
神 将生