こんにちは、
名古屋の久屋大通、丸の内の間にあるプライベートヘアサロン『coupe(クープ)』
オーナーの神将生です(@masakijin1103)(Instagram)
皆さんは美容室に行かれた時に
「ん~、なんか思ってたのと違ったなぁ。。。」
「〇cmって言ったのに切られすぎちゃった。。。」
「ボブって言ったのに。。。こんな感じじゃないんだけど。。。」
と、そういった経験はありませんか?
他店でうまくいかなかったと言うご新規のお客様に色々お聞きすると
そういった方には残念ながら共通点がありました。
「〇cmカットしてください」
「今の感じで少し短くしたいです」
「切りっぱなしのボブにしたいです」
などなど、口頭だけでスタイルのイメージを美容師さんに伝えていませんか?
実はその伝え方。。。
かなり危険です!!
では、なんでそんな当たり前のような事が危険なのでしょうか?
そういった方が失敗しない為の方法をお伝えしますね。
※美容室探しで失敗したくない方はこちらの記事を参考にしてくださいね!
「あー、なんか髪伸びてきたし整えに行きたいな~。なんとなくイメチェンもしたいし。
いつも決まった美容室とか無いから、ホットペッパーでも見て何となく良さげな所に行こうっと」
そういった感じでインターネットで評価の良いところや口コミの多いところ、近いところや料金が安い所など、色々調べて美容室に行くと思います。
そうして初めての美容室に行くと、ほぼ必ずと言って良いほど【カウンセリング】から始まります。
きっとその前に最低限、記入しなければならない個人情報などがありますが、これは名前や年齢、皮膚のトラブルがあるかないかなど、最低限の美容師側に渡す情報となります。
これらもヘアスタイルを考える為に、お客さんの好みや傾向などを引き出す大切な情報源となりますので出来る限りご自身に差し支えない程度で記入していただくと良いかもしれません。
皆さんにお聞きします、その日はカットのみ、あるいはカットを含めたメニューでの来店です。
その際に、「今の髪形は気に入っているから、形はそのままで、長さだけ少し短くしたい」
という事を美容師に伝える場合、いつも皆さんはどのように伝えていますか?
「整えるだけだし、どこの美容室に行っても大丈夫だよね」
そう思っていませんか?
実はこの、少し長さをそろえるだけっていう事だけでも、
伝え方によっては、大変な事になってしまうかもしれませんよ?
ということで、それらを踏まえて下記の3つをご覧いただきましょう。
カウンセリング時に美容師に伝える時はどうしていますか?
実際に美容室で働いていて、その中で多いお客様の傾向ですがこの中であなたならいつもどうしていますか?
全て何も問題ないように思いますが・・・
しかーし!!
実はこの3つの中で1つだけ【危険】が混ざっているんです。
あなたはどれなのか分かりますか?
わからなければもしかしたら何回かはデンジャーな経験をしているかもしれませんね。
では答えいきましょう!
答えは。。。
3番目に書いてある【cmで伝える】が危険なんです!!
超危険です!
まじ危険です!
なまら危険です!(故郷の北海道弁)
でら危険です!(現在住んでいる名古屋弁)
実はこれにはちゃんとした理由があります。
その理由とは・・・
まずは、この画像を見てください。
この白い紙を「髪の毛」と想定して実験してみました。
この縦長の髪を「5cm切ってください」と言って、自分も含め3人の美容師に切ってもらった結果です。
1番左が切る前の髪
あとの3つはそれぞれの人が5cmと言われて切ったものです。
さて、どうでしょうか?
なんか…バラバラですねぇ…
そうなんです、みんな本気で切ったのに、完全にバラバラなんです。
同じ5cmを切ったはずなのに全て違いますよね?
お判りいただけましたか?
今回は、紙をカットしましたが、
こういう事が現実にも起こりうるんです。
怖いですよね?
みんなが思う長さは、みんなが同じとは限らないんです!
ここで、美容師である僕が実際に経験した事のあるお話をしましょう。
スタイリストになって3年くらいたった頃でしょうか、
初めのスタイリストになりたての様な緊張感というものはほぼなくなっていた時期でした。
その日は数回ご来店されたことのあるお客様がいらっしゃいました。
その当時の僕はカウンセリングの重要性には全く気付いていなく、
いつもの雰囲気の流れで、あいまいなカウンセリングをしていました。
そのお客様は腰くらいまであるとっても長いロングヘアでした。
そして、サイドの髪の長さを指で示し
「これ位に切ってください」
と僕に言いました。
その長さはアゴくらいの長さで、すごく短くするんだなぁ。。。位の気持ちでした。
いつも後ろの髪の毛からカットするのがベーシックだったので、
後ろの髪の毛から僕はザクザクとアゴ位にカットしていきました。
そこでお客様は言いました。
「あの~、横の髪の毛だけアゴ位に切ってほしかったんですけど。。。」
。。。。。。(え?)
その後の事はあまり覚えていませんが、血の気が引いて青ざめていたと思います。。。
もう二度とこんな事は経験したくないですね。。。(怖)
上記の話や先ほどの実験からわかるように、イメージの共有というのはとても難しい事なのです。
ですが、しっかりと美容師に伝えることが出来ればこういった事態も防ぐことが出来ます。
簡単にどういう事をしたらよいかというと、
・口頭だけではなく、手で長さを示して美容師と目で見て共有する
・画像などで、細かいニュアンスや形、毛先の質感などのイメージを共有する。
・カットしている最中にもお互いに確認し合う。(あらかじめ、切ってみてから決めてもいいですか?と言っておく)
たった3つ、これだけの事で最悪の事態は防げるし、きっと満足いくスタイルに近づくと思います。
それがオーダーのコツです。
ヘアカラーでも同じで、しっかりとカラーチャートを見ながら色を確認して、
果たして自分の髪の毛でこの色は可能か不可能か?
自分の肌の色に似あうのか?服装には似合うのか?
言葉だけで「グレージュにしてください」と言うのではなくて、
グレージュでも様々な色の違いがありますので、
これらも画像などを見せて、この感じの黄色味がイヤとか赤みがイヤとか、
こういった、目で見てお互いで確認という事が大事ですので、しっかり覚えておきましょう。
最低限こういった事をしっかりとしてくれる美容室を探すという事も大事ですので、
初めて行かれる美容室や理容室は、SNSやウェブサイトでしっかりと内容やブログなどを見て行くと良いですよ。
お客さんと美容師、お互いの信頼関係が出来てくると、お互いの気持ちが伝えやすくなります。
そうすると自然にお互いの考えを理解しようと思ってくるものです。
1回目より2回目、2回目より3回目と少しずつ良くしてこうと美容師は思います。(よっぽど変な美容師じゃなければ笑)
きっと、「この美容師さんじゃなきゃイヤ!」という方も少なからずいると思いますし
僕自身もそうやってお客様に言われることもあります。
とてもありがたい事です。
そうなってくると、細かいニュアンスの話もしあえるので、より自分に合った気に入ったヘアスタイルに近づくと思いますよ。
そんな素晴らしい【お客さんと美容師の関係】でありたいものですね。
美容室に行くときにはぜひ参考にしてくださいね!
とくに初めて行くお店の場合は必須ですよ!
神でした。
この記事を書いたのは……名古屋栄の癒し系?道産子美容師 神(じん)です。@masakijin1103
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下記から僕のお店「coupe(クープ)」のご予約ができますので名古屋にお住いの方はとくによろしくお願い致します(笑)
現在は縁のある場所での定期的な美容師「ユメハコビ」という個人でのプロジェクトを実践しています。興味のある方はこちらをご覧ください