【黒染め】すぐ明るくしたい人の黒染めの種類と選ぶといいカラーの色と方法

こんにちは、神将生です(@masakijin1103) Instagram

 

「もうすぐ面接があるから髪の毛を黒くしないと。。。」

「でも本当は髪の毛を黒くしたくないし、出来るならすぐ髪の毛を明るくしたい!」

 

美容師になって20年以上経ちますが、そういった学生さんをたくさん見てきました。

十数年前なら黒染めしたあとに美容室で言われることは大抵

「黒染めしてるので明るく出来ませんよ」

が決まり文句みたいなものでした。

 

でも安心してください、これまで多くの失敗や経験を経て、今はたくさんの方法がある事を学びました。

今回は『すぐ明るくしたい人の為の黒染め』について

  • すぐ明るくしたい人が黒染めする時におススメの色と色もちの期間
  • 美容室で黒染めをするのがおススメな理由
  • どうしても自分で黒染めしたい人へのアドバイス
  • どうしても自分で黒染めから明るくしたい人へのアドバイス
  • まとめと関連記事

 

の内容でお伝えします。

自宅で染める時に使う薬などのアドバイスも載せてますので興味のある方はご覧くださいね!

 

『明るくならないように黒染めしたい』方への記事は、後日記載しておきますのでご覧いただければと思います。

 

すぐ明るくしたい人が黒染めする時におススメの色と色もちの期間

「黒染めって、実は1色じゃないんですよ」

言い方を変えて言うならば「黒っぽく見せる色」という方が表現としては合ってるのかもしれませんが。

すぐ明るくしたい人の場合は、黒いカラーよりも黒っぽく見せる色の黒染めがおススメです。

実際にもともと真っ黒の髪のひともいれば少し明るい人もいるので、「黒くしなきゃ」と思いすぎなくてもいいような気もします。

その中でおすすめの色は「3つ」です。

  • 青っぽい黒(アッシュ)
  • 黄色っぽい黒(マット)
  • 茶色っぽい黒(ダークブラウン)

 

 

青っぽい黒『アッシュ』がおススメな人

  • お肌に青みが多い方

  • パーソナルカラーがブルーベースの方

  • 明るくする際にアッシュやグレーにしたい方

  • 透明感が欲しい方

  • 色もち期間は短め


お肌が青み寄りの方は、パーソナルカラーで言うとブルーベース(ブルべ)と言われる分類です。

更にパーソナルカラーのシーズンで言えば『SUMMER』と『WINTER』です。

 

ちなみにパーソナルカラーを知りたい方は下記の『自分に似合う魅力を引き出すパーソナルカラー』の記事をご覧くださいね。

自分に似合う『ヘアカラー、服、メイク、ネイル、アクセサリー』自分の魅力を引き出すパーソナルカラー

 

今後、明るくする際アッシュやグレーにしたい方』

髪の毛のベースに赤味が入っているととても難しくなります。

ですので、あらかじめ染める時には上記のように青みがある黒(アッシュ)にしておくと後々楽になります。

このようなアッシュ系の色は、自然光(太陽の光)で髪の毛に透明感があるように見えるのも特徴です。

色もちに関してですが、元々ダブルカラーなどをしてる方は1か月もしないうちに明るくなってきたなとわかるくらいになります。

そこまで元々明るくしていない方は1か月以上2か月未満で色もちするはずです。

 

黄色っぽい黒『マット』がおススメな人

  • お肌に黄色味が多い方
  • パーソナルカラーがイエローベースの方
  • 明るくする際にマットやアッシュ、黄色っぽくしたい方
  • 透明感と柔らかさが欲しい方
  • 色もち期間は短め


更にパーソナルカラーのシーズンで言えば『SPRING』と『AUTUMN』です。
お肌が黄み寄りの方は、パーソナルカラーで言うとイエローベース(イエベ)と言われる分類です。

今後、明るくする際『マットやマットアッシュにしたい方』

グレーなどと同様に髪の毛のベースに赤味が入っているととても難しくなります。

ですので、もあらかじめ染める時にはこのように黄みがある黒(マット)にしておくと後々楽になります。

このようなマット系の色は、自然光(太陽の光)で髪の毛に透明感と柔らかさがあるように見えるのも特徴です。

色もちに関してですが、こちらも青っぽい黒染めの場合と同じように、元々ダブルカラーなどをしてる方は1か月もしないうちに明るくなってきたなとわかるくらいになります。

そこまで元々明るくしていない方は1か月以上2か月未満で色もちするはずです。

 

茶色っぽい黒『ダークブラウン』がおススメな人​

  • お肌に青みがある方
  • お肌に黄色みがある方
  • パーソナルカラーがブルーベースの方
  • パーソナルカラーがイエローベースの方
  • 明るくする際に、赤系ピンク系ベージュ系にしたい方
  • 違和感のないナチュラル感が欲しい方
  • 色もち期間は長め


こちらの色は、
あらゆる方に似合いやすいカラーなので比較的に万能と言えます。

迷いすぎて困るっていう人は、明るくする際の事を踏まえて選ばれると良いかと思います。

後々髪を明るくする予定の方は、上の画像のように赤味のある黒染めの場合、

アッシュやグレーなどのくすみのある、いわゆる寒色系と言われるカラーにするのがとても難しくなります。

すが反対にベージュやピンクなどの赤みがあるカラーにしやすくなりますので、よく考えてこの色にするのを決めてくださいね。

色もちに関しては、元々ダブルカラーをしている方にも比較的長く色もちしやすいです。

1か月~2か月近く持つとは思いますが、どのみち元々ダブルカラーをしている方は抜けやすいという事も考慮するべきでしょう。

そこまで明るくしていない方は2か月持つこともあり得ますよ。

 

美容室で黒染めをするのがおススメな理由

これは一言で言うと、髪の毛のプロに任せるのがあらゆることに対応しやすいという事になります。

美容室だと、その場しのぎで行う黒染めではないからです。

その次も、またその次の事も考えて黒染めやカラーリングをしていきます。

仮にその場しのぎでただ黒染めをしたとなれば、「すぐ明るくしたい!」となっても非常に難しくなります。

「黒染めをした黒髪の条件と、元々の黒髪の条件は天と地ほどの違いがあります」

その為、ブリーチを2~3回するばかりか、色むらやダメージが相当なものになってしまいます。

こんな感じに。。。

 

 

 


ちょっと悲惨ですよね。。。

いくら美容師と言えど、カラーリングが難しくなります。

きっと「ごめんなさい、当店ではムリです」と言われても仕方ないと思ってもらっていいと思います。。。

ですが、美容室でしっかりカウンセリングして今後のプランを含めて相談すれば、ダメージも色ムラも最小限で済みます。

ただ唯一、デメリットを挙げるとすれば、染めるのに料金がかかるという点ですね。

なので、僕個人としては美容室での黒染めをおススメします。

 

どうしても自分で黒染めしたい人へのアドバイス

時間や金額の面で「どうしても自分で染めたい!」という方もいるかと思います。

そんなどうしても自分でという方へのアドバイスです。

順序に従って塗っていきましょう。

  1. ホーユー ビューティーラボ ホイップヘアカラー髪色戻し(ナチュラルブラック)を使いましょう
  2. ロングの方は毛先のダメージのある所にトリートメントを塗ってカラーしましょう
  3. カラーを塗る時は根元と中間にしっかり、毛先は時間差で塗ろう
  4. 一度で暗くならなくても大丈夫、もう一度同じカラーで同じように染めると暗くなります
  5. 【必ず】染めた日にちと使った薬剤を正確に携帯などにメモをしておきましょう

 

 

【その1】ホーユー ビューティーラボ ホイップヘアカラー髪色戻し(ナチュラルブラック)を使いましょう

なるべくムラなく染めるには、ホイップタイプ(泡状のもの)がご自身で染めやすいと思います。

個人的には正直、ホイップタイプの物ならどれでもいいような気がしますが。。。

あえて言うなら、ヘアサロンでも扱っているメーカーの『ホーユー』のものがおススメです。

ダブルカラーをしている方はベースが明るいので、「ナチュラルブラック」を使っても、まっ黒くはならないと思います。

ということで、まずこちらを用意しましょう。

 

by カエレバ

 

 

【その2】ロングの人はダメージのある毛先にトリートメントを塗ってカラーしましょう。

これは重要で、ロングの人は毛先が引っかかったりザラザラしたり、ダメージがあります。

その場合、一発で全体を染めようとすると、毛先だけ黒く濁って染まり根元付近は明るい状態

俗にいう「逆プリン」なんていう最悪な状態になりやすいです。

それを防止するために毛先にトリートメントをあらかじめ、なじませます

髪の毛の毛先を濡らしてトリートメントをつけると薄く伸びてつけやすいです。

これでベースが整いました。

(ショートの人は毛先の痛みが)

トリートメントを洗い流さずにそのまま黒染めを始めていきます。

 

【その3】カラーを塗る時は根元と中間をしっかり、毛先は時間差で塗ろう

上記のようにベースを整えたら、いよいよ黒染めを塗っていきます。

【その2】でも述べたように、毛先はダメージなどで色が深く濁って入りやすいです。

その為、塗っていく順序が非常に大事になってきます。

  • まずは根元から髪の毛の4分の3まで塗って、少し時間を置きます(残り4分の1の毛先は残しておきます。)
  • 根元から4分の3の部分がしっかり黒くなってきたら、残りの4分の1の毛先部分を塗ってさらに少し時間を置きます
  • 毛先が根元~中間部分の色と同じくらいになったらシャンプーして終了です。(もしくは毛先が少し明るくてもなじみます)

 

【その4】一度で暗くならなくても大丈夫、もう一度同じように塗れば暗くなります。

ダブルカラーなどをしている方であれば、大抵はブリーチを何度かしている状態がほとんどです。

その場合、結構黒いカラー剤を使っても一度では黒くなりずらい方もいると思います。

じゃあその時はどうすれば良いか?

一番簡単な方法は、もう一度同じカラー剤で同じように塗るだけで解消できます。

この方法は重ね塗りと言って

  • ブリーチで明るくするとき
  • 安全に暗くするとき
  • 色味を強くしたいとき

などの、色の明度(明るさや暗さ)や彩度(色味の強さ)を強調する時に役に立つ裏技です。

変にカラー剤の種類や黒さを変えてしまうと難しくなるので、『重ね塗り』をする方が安全ですよ。

 

【その5】必ず染めた日にちと使った薬剤を携帯などにメモしておきましょう

美容室のカウンセリングでよくあるのが

「いつ頃髪の毛を黒く染めましたか?」

とお聞きした時に

「かなり前です、その時染めたのはもう残ってないと思います」

とおっしゃる方がいますが、いざ染めてみると

(あれ?中間から毛先が全く明るくならない!?)

という事があり、求めているカラーの色にならないという事が起きます。

更にはダメージも蓄積しますし、時間も2倍3倍かかりますので注意が必要です。

染めた日にちや使った薬剤が分かっていると、出来るカラーの色や美容師の判断材料になるので、必ずメモしておきましょう。

 

どうしても自分で黒染めから明るくしたい人へのアドバイス

これは美容師の観点から言わせてもらいますが、

黒染めをした髪の毛を、自分で明るく染めるのは

「絶対にやめた方が良いです!!」

自分で出来るようなアドバイスが出来れば良いのですが、とても難しいです。

厳しい言い方になって申し訳ないですが、

長年やっている美容師でもかなり苦戦する事を、素人の方が行うのは非常に難しく、そして危ないです。

外に出れませんなんていう事も大いにありえますので、そこはグッと我慢して美容室で染めてもらいましょう。

 

まとめと関連記事

黒染めについてまとめた記事でしたが、いかがでしたでしょうか?

黒染めの種類や染め方、色々とあったと思います。

髪の毛は染めたらそれで終了ではありません。

むしろずっと長く付き合っていかなくてはなりません。

カラーリングはただ黒くする、ただ明るくするといったその場しのぎの単純なものでは無く、常に『なりたい自分』になる為の方法の一つです。

扱い方を間違えれば素材(髪の毛)を壊すばかりか、その人の魅力までも奪ってしまいます。

そういった大切な事を忘れずに、しっかりと計画を立ててカラーリングをしていってくださいね!

 

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神(じん)でした。

 

この記事を書いたのは……名古屋栄の癒し系?道産子美容師 神(じん)です。@masakijin1103

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masakijin
この記事を書いた人
北海道岩見沢市出身の名古屋在住の中卒美容師/現在は名古屋丸の内でプライベートサロン的な美容室coupe(クープ)を開店し営業してます/定期的に札幌へ行きユメハコビという個人プロジェクトを実践しています/ビリヤード、ダーツ特訓中/遊ぶことが好きです/エクスマ90期/
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