「ウォーリーをさがせ!」はご存知ですよね?赤と白のボーダーメガネの人を探すアレです。小さい頃夢中になって探しましたよね?実は大人になっても夢中になっちゃうもんでした(笑)
名古屋は栄にあるセレブ達がいらっしゃるあの松坂屋。その南館の7階、松坂屋美術館に突如として現れた「ウォーリーをさがせ!」展。いつも通勤途中に通る松坂屋の外壁にある宣伝広告には、気づくといつの間にやらウォーリーがいました。あまりそういったものには目を止めることはまず無いのですが、この「ウォーリーをさがせ!」に関してはそうはいきませんでした。「絶対行くぞ!」そう思ってた矢先。「私行かないからこのチケットいりますか?」と、なんとお客さんからチケットを頂くという奇跡。もうウォーリーに直接「お前、こっち来いよ」と誘われたも同然。行くに決まってます。そうしてやってきた月曜日、その日は日本の新元号が発表される4月1日でした。
実は、職場から近いにしても初めて松坂屋美術館を訪れました。美容師をしているけど、美術品にはそんなに興味を惹かれない僕。そんな僕でも果たして楽しめるのかなぁなんて思いながらの入場です。
入り口にはあのお馴染みのカラフルな絵が動画になっていました。その瞬間から、子供の頃にタイムスリップしたような感覚になりました。
中へ進むと、大きく広がるウォーリーの世界。壁には「日本初公開の150点の原画」が。順を追って進んでいきますが、作者のマーティン・ハンドフォードさんの生い立ちや、ウォーリーの誕生などがひとつひとつ丁寧に説明されていました。
1987年にイギリスと日本で初めて発売されて約30年、本の主人公である最初の頃の「ウォーリー」は今よも少し輪郭が四角かったんですよね。雰囲気は今の優しそうなままですが。
そのウォーリーが旅をしたり、時にはタイムスリップをして違う時代にいたり、恐竜や原始人、巨人の世界などにも行ったりするところでの「探せ!」
そう、探さないと始まらないんですよね(笑)
懐かしいものから初めて見るものまで、ひとつひとつの絵がほぼ全て探していくパターンの絵なので、なかなか次の絵に進めなくなるスパイラル。一応大まかな答えは下に添えてあるのですが、負けず嫌いな人は残念ながら脱出不可能な迷路に迷い込む事間違いないです(笑)子供の時にウォーリーを夢中に探しまくった事を思い出します。むしろ探せなくてキレてた気もしますが……(笑)
ちなみに僕は諦めの早い方なのでサクサク進めましたよ。いや、意外と得意なのかも?笑
作品を見ながら進んでいくと、絵以外にも昔マーティンさんがいつも使っていたペンやさまざまな道具、いつも聞いていたであろうカセットテープがありました。ちなみにカセットテープに書かれていたアーティスト名のひとつに「Bee Gees」があったことにちょっとだけ親近感が湧いたのは僕だけでは無いはずです。
そのブースの一面には動画がありました。マーティンさんご本人による、日本に対しての挨拶をウォーリーを使って見事に演じていました。とにかくうまい!と言うのか細かい!と言うのか、とても馴染みがあって味がある親しみのある絵を一から書いていた3分ほどの動画だったのでそれはもう貴重なものが見れました。単純に感動しましたね。直接会ったことはないですが、なんとなく、きっと優しくて面白みのある子供っぽい人なんだろうなって感じましたね。
今回この「ウォーリーを探せ!展」で僕が一番衝撃と感動を受けた事をお伝えしたいと思います。
今回の展示で、原画がたくさん並ぶ中の、あるひとつのスペースに僕は目を奪われました。
そこには、たくさんの人々に愛された、ウォーリーの作者 マーティン・ハンドフォードさんの小さい頃に書いた絵が展示されていました。
1番古いもので彼が6歳の頃の絵。次いで7歳、8歳と大人になっていくのですが、ここで僕がビックリした事。
その絵すべてが、すでに「ウォーリーを探せ!」そのものだったんです。すでにですよ?
すべての絵に目を通しましたが、1番古い6歳の頃から書いていた絵が、ウォーリーを探せ!の細かいたくさんの人たちがひしめき合っている絵で、クオリティこそまだ低いものの、その絵の中にウォーリーを入れたら完成するんじゃないか?くらいでした。
つまり、僕が言いたい事は
夢中になれるものは意外と小さい頃に出会ってたりもするものです。大人になっていくにつれて、だんだんと生活や、将来や、体裁や、あらゆるものの事を考えなければならなりません。ですが、時にそれらは自分の本当に好きな事や興味のあるもの、自分を夢中にさせてくれるものを見えなくさせてしまうかもしれません。そうなってしまっては頭もガチガチになって、就職活動や、現在働いている会社でうまくいかなくなってしまうかもしれません。さらにはイライラして大切な人を傷つけてしまうかもしれません。多くの人はたぶん心ではわかっているんだけれど。なんかうまくいかないんですよね。
だから、まずは
お金や体裁や将来の事を考えすぎずに、まず小さい頃から何が好きで、何に夢中になっていたかを思い出してみてください。なんなら小さい頃夢中になったゲームやパズル、お絵かき、なんでも良いからやってみてください。
もし今も同じように夢中になれたとしたら、その感じが「答え」だと僕は思います。
僕もえらそうな事言ってますが、ウォーリーと同じ冒険の途中です。色々やって色々な事を経験している最中です。少なからずとも楽しいと思いながら毎日過ごしています。そしてこれからも何が待っているか楽しみでなりません。
このなんだかおかしなブログですが、誰かの目にとまり、何かのカケラでも良いから、良いヒントになれば嬉しい限りです。
機会があれば是非「ウォーリーを探せ!展」に行ってみて下さいね。なんかはっちゃけてすいません笑笑
神でした。
この記事を書いたのは……名古屋栄の癒し系?道産子美容師 神(じん)です。@masakijin1103
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